日本と宗教とは サイババの教えから思うこと

bolojaisai2012-02-02

今の日本の社会にとって、宗教とは何でしょうか
「宗教はなんですか」という質問への答えとしては、おそらく一番多いのは「無宗教」だと思います。
たとえ、お葬式などでは仏教、神道の形式となるにしても、仏教、神道と答える人は少ないことでしょう。
クリスチャンの方は、クリスチャンであると明言する人が多いように思います。
そして、それに対する社会認知度は非常に高く、悪い印象は特に与えないことが多いでしょう。

少数の新興宗教などの方は、ある意味自信をもってそれを明言するか、あえて明かそうとはしないかもしれません。
そして、それに対する社会の印象は、クリスチャンに対するそれとは大きく異なるように思います。

さて、同じ質問を外国でするとどうなるでしょうか。
よく、海外留学をする学生にアドバイスされることは、「無宗教」と答えてはいけないということです。世界的に変わってきているとは思いますが、少し前までは社会的に信用されなくなってしまうので、仏教でも神道でもいいから何か宗教を言いなさいということでした。
先日テレビで見ましたが、サウジアラビアの入国審査では、無宗教は拒否されるそうです。
イスラム教とあまり仲がよいとは言えないキリスト教でも入国はできるが、無宗教である人間は何をしでかすか全く信用できない人間として入国を拒否されるということです。

あらためて、「宗教とは何か」を考えます。
日本の日常においては、それは全く無くても困らないものであり、かえって少し警戒されたりすることすらあります。
一方、例えば携帯電話は、なければとても困るものであり、持っていなければ変わり者に、信用されない人間とすら思われるのではないでしょうか。
宗教はすべての民族において人間の歴史と同じ位古くからあるものであり、携帯電話は、ついこの数年間に人類が手にしたものです。
ああ、不思議ですね。
この価値観の変わり方は、まるで学校のいじめ問題のように思いました。
誰もがいじめはよくないと思うのに、真っ只中かにいる時には周りの雰囲気に価値観をあわせてしまう。

では、あらためて日本にとって宗教は必要なのでしょうか。
時代は変わってきています。
宗教による戦争や、社会事件はもう二度とくりかえしたくないというのは、今の世界中の人間にとって、日本人にとって、心からの願いだと思います。


サイババは、このように言っています。
「世界に宗教はただ一つ。それは愛の宗教です」

サイババは、自分は宗教を作るために来たのではないと明言しています。それぞれの宗教の中で、よりよい人間になりなさいと言っています。
よいキリスト教徒、イスラム教徒、仏教徒などと。

サイババ教はないんですよね。
でも、多くのサイババ帰依者は、サイババを神の化身として信じている。
そしてサイババは、言います。
「私は神です。しかし、あなたも神です」と。

宗教とは?を考えると、神さまとは?につながりました。