最もパワフルなヴェーダのひとつ ルッドラム

ヴェーダを学び始めてから、すぐに耳にしたルッドラムというヴェーダ。
もっともパワフルで、難しく、なかなか唱えることはできない、すごいヴェーダと聞いていた。
はじめに学ぶヴェーダがいくつもあったので、学ぶ機会は来なかった。
むしろ、目の前にあるヴェーダに取り組むこと以上に、先のことを考えることははなかった。

しかし、サイババに会いにいくと、その前でルッドラムが唱えられることはどのヴェーダよりも多かった。
そんな風に何年か過ぎたころ、サイババのいるプッタパルティで、すべての国の帰依者がルッドラムを学ぶことができるようになったというニュースを聞いた。
さまざまなニュースが飛び交った。
間もなく、サイババの前で、サイババの大学の学生や卒業生が、ルッドラムの中からナマカムという部分を教えるセッションを行い、その音源がダウンロードできるようになった。

それに伴い、サイババがルッドラムを唱えることを学生や帰依者たちに望むようになったというさまざまな言葉が耳にはいるようになった。
実際に、サイババの前では毎日のようにルッドラムが唱えられるようになった。

ルッドラムは最も難しく、力の強いヴェーダの一つであり、自分が学ぶ機会が来るのかどうかと思っていたためとても驚いた。
やがて、日本でもサイババの大学の卒業生からナマカムを学ぶこととなった。

ルッドラムのことについては、下に紹介する本にことこまかに記載されている。
今、あらためて読み直してみると理解が深まる。

2011年7月15日　グルプールニマーという最も大きな祭りの日に、日本でナマカムの学習用のＣＤが最後まで発売されることとなった。
しかし、このＣＤはサイセンターでの販売のみでアマゾンでは取り扱っていない。
サイセンターのヴェーダクラスで学習し、参考資料として利用するとよいとのことだ。

現在、サイババの学生から直接教わることができる機会は少ないようだが、彼らから多くを学んだ日本人の方々と一緒に学習することができる。

ルッドラムに関するサイババのエピソードは多く、これからも紹介したい。

アティ・ルッドラ大供犠祭 ― 講話と講演集