ヴェーダ テキスト (ガーヤトリーマントラ テキストを含む) とヴェーダクラス 2
ヴェーダを私が初めて聞いたのは、インドのサイババのダルシャンの時でした。
インドのサイババに会いに行くと、サイババが人々の中を歩いて回る時間があります。
(現在は車椅子)
これをダルシャンというのですが、その間ヴェーダが唱えられ続けていました。
サンスクリットのマントラが会場中に響き渡っている時間は、言葉にならないような不思議で神秘的な時間でした。
日本で太古から仏教の聖者たちが中国やインドから伝わるお経やマントラを日本に伝えてきた歴史が感じられました。
それらのすべての源がヴェーダであると聞いています。
ヴェーダとは何かという問いに対していろいろな答えがあります。
WIKIPEDIAには以下のように書いてありました。
紀元前1000年頃から紀元前500年頃にかけてインドで編纂された一連の宗教文書の総称。
バラモン教の聖典で、バラモン教を起源として後世成立したいわゆるヴェーダの宗教群にも多大な影響を与えている。長い時間をかけて口述や議論を受けて来たものが、後世になって書き留められ、記録されたものである。
私がセンターでサイの学生(サイババの大学の卒業生)や、サイババの著書から学んだ内容は、上記とは異なった視点でした。
ヴェーダにははじまりがなく、書いた人もいない。それは神から直接啓示によってあたえられたもので、口伝(口伝えによって伝わる)によって伝えられてきた。しかし多くは失われてしまい、現在残っているのは一部分のみである。膨大な量のヴェーダを学ぶことはあまりにも難しく、神の化身ヴェーダヴィヤーサが4つのヴェーダにわかりやすく編纂した。
なんとなく神の物語のようなイメージなのですが、ヴェーダクラスではテキストを見ながら、サイの学生の唱えるヴェーダの発音、音程、リズムをただただ繰り返し発音し、体で覚えるという現実的な時間を過ごしました。
今まで難しく、しかし本質的な哲学をあたまで勉強することが多かった私にとって、このヴェーダクラスの時間は、もっともシンプルで、もっとも難しく、もっとも刺激的(神聖な感じともいう)で、もっとも集中できる時間となりました。
- 作者: サティヤサイオーガニゼーションジャパン霊性部ヴェーダ委員会,SSOJ Spiritual Wing ? Veda Committee
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