唱えるヴェーダ  ヴェーダ チャンティング 吟唱 詠唱

bolojaisai2009-04-19

サイセンターの活動で、最近盛んなもののひとつにヴェーダがあります。

ヴェーダという言葉を初めて私が聞いたのは「アーユル ヴェーダ」でした。
資料もいろいろなところで手に入り、よい勉強になりました。
健康やエステについての情報も最近は多いですが、もともとは「生命の科学」という意味の、想像を絶する深さと歴史がある英知であるように思います。


ヴェーダとはなんでしょうか?


それを紹介したいと思ったのですが、とてもとてもできないことを知りました。

ということで、ヴェーダに関するサイババの御言葉を紹介していきたいと思います。

以下は、2009年1月のサイラムニュースに掲載されていた御言葉です。
この号よりヴェーダ コーナーが始まっています。

ヴェーダとは何か

修行者の質問
世俗での生活の場、日常の物質的な場においては、人はヴェーダからどのような光を期待できるというのでしょうか?


サイ
この世に生きるものは皆、欲しいものが手に入るよう、そして、嫌なことを避けられるよう励みます。ヴェーダはその両方を成就させる方法を説いていることを知りなさい。言い換えるなら、ヴェーダは、しなければならないことと、してはならないことを明言しているのです。その定めと禁令に従うなら、人は利益を得、悪を避けることができます。ヴェーダは、物質的なものと霊的なもの、現世と現世を超えた世界の両方に関係しています。本当のことを言えば、すべての生命がヴェーダに満ちているのです。人はヴェーダの戒めを守らずにはいられません。「ヴェーダ」は、「知る」という意味の「ヴィッド」を語源としています。ですから、ヴェーダは、全知、すなわちグニャーナを意味し含有しています。


修行者の質問
誰がヴェーダを分類して集成したのですか?


サイ
ヴィヤーサという、ナーラーヤナ(神、ヴィシュヌ)自身の一部分の化身です。ヴィヤーサは聖賢パラーシャラの息子でした。ヴィヤーサはヴェーダ聖典霊性の書に精通していました。ヴィヤーサ自身も偉大な聖賢でした。ヴィヤーサは優れた編纂(へんさん)者でした。人類の幸福を促進するために、ヴェーダを四つの部分に編集し、万人が正しい生活を送ることを容易にしました。また、ヴェーダを四つに分類して五つのサンヒターを作りました。
『リーラー カィヴァリャ ヴァーヒニー』より


ヴェーダに関するバガヴァンの御言葉


たとえヴェーダを唱えることができなくても、信愛の心でその音を聴きさえすれば、あなたはより高いレベルへと高められるでしょう。母親の歌う子守唄の意味がわからなくても、子どもはその節を聞くと眠りに誘われるものです。同様に、ヴェーダを一心に聴くことは、計り知れない恩恵を与えてくれます。もし、ヴェーダを反芻(はんすう)し、生活の中でそれを実践するならば、どれほど大きな至福を手に入れることができるか想像できるでしょう。ヴェーダの讃歌はナーダ ブラフマン(ナーダ〔音〕として表れた神)で成り立っています。それにはとても効力があります。
『バジャン 神への讃歌』より


不幸なことに、今日、ヴェーダは十分に保護されていないため、その卓越した地位を失っています。ヴェーダを真剣に学びヴェーダに含まれるマントラを定期的に唱える人が、とても少なくなってしまいました。ヴェーダを規則的に学びヴェーダの指示を実践するなら、人間はあらゆる種類の富を授かります。人の生活と運命を支配する基本的な原理がヴェーダには含まれています。ヴェーダは全人類の幸福のための神からの贈り物です。ヴェーダは宗教や身分や国籍をもとに区別をするようなことはありません。ヴェーダマントラはすべての人が唱えることができます。(スワミはここで、プラシャーンティ ニラヤムで学んでいる外国から来た二人の少年をお呼びになり、シリー スークタムを唱えるようにおっしゃいました)
ヴェーダがすべての国に広がり、宗教や身分や国籍などによらず、すべての人がヴェーダを学び唱えることがスワミの望みです。
二〇〇六年八月九日  アティ ルッドラ マハー ヤグニャの御講話より


唱えるヴェーダについては、日本語で検索をしても、ほとんど何も見つかりませんでした。
今後は、唱えるヴェーダについての活動も紹介していきたいと思います。