菜食の歴史 〜日本では犬を食べていた!?
食事についてサイババの言葉を紹介します。
摂取する食物がその人の思考を決定すると言われています。さまざまな動物の肉を食べることによって、動物の性質を吸収しているのです。
シュリサティヤサイババ(1994 年)
人間のすべての行動は、摂取された食物より引き出したエネルギーによって決まります。修行者が取り組んでいる霊的修行(サーダナ)の成功は、その人のとる食事の量と質に左右されます。(プラサードp19)
以前、数日間寝込んで、ほとんど食事ができなかったとき不思議な体験をしました。
ようやく体調が回復して、ひさしぶりの食事をしたときのことでした。
ニンジンをたべた瞬間に、ニンジンが自分の一部になるのが感じられました。
考えてみるとあたりまえで、目の前にあるニンジンは、今はニンジンだけど、私が食べると消化されて、私の血と肉になるのだから、ニンジンから私になるのだなあ・・・と思いました。
ということは、今の私は、私が食べているものそのものなのであって、上記の言葉が納得できました。
食べるものと、食べられるもの、
これ以上の大きな出会いが人生にあるだろうか・・。
そう思うと、何を食べるのかということが、今までと少し違った視点で感じられるようになりました。
最近知ってびっくりした話をひとつ紹介します。
ある外国人の友人は、犬を食べる文化をもっていて、周りの日本人にびっくりされていました。
しかし、日本でも食べる習慣があったことを最近知りました。
では、いつから食べなくなったのか?
生類憐みの令で有名な犬将軍 徳川綱吉の時代からだそうです。
綱吉は、犬をはじめ、生き物をいじめると打ち首になることもあるという、冗談のような法律で聞いたことがあった将軍ですが、詳しく勉強すると道徳的な内容などもあり、以外でした。
実は当時、犬は食用で、すまし汁などの調理方法の記録が残っているそうです。
しかし、この法律で犬を食べることも、捨てたり、いじめたりすることも、厳しく取り締まられるようになり、食べることがなくなったそうです。
だから、他のアジアの国では今でも食べている国があるのだなあと思いました。
日本では豚や牛や鳥が食用でも驚きませんが、犬は驚くというのも、考えさせられるものでした。
- 作者: サティヤサイババ,Sathya Sai Baba,SSOJ婦人部,サティヤサイ出版協会
- 出版社/メーカー: サティヤ サイ出版協会
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (1件) を見る