バジャンとの出会い

はじめてサイセンターに行った日は、有名なお祭りの日でした。
センターに関する説明を受けました。
聞くことすべてが新鮮で、ひとりきりでサイババのことを考えていた時間がなんとも不思議に感じまいた。

プログラムが始まるとサイババの108の御名というマントラが日本語で唱えられました。
〜の神に帰命し奉る ということばを108種類となえるのです。
日本語で唱えられていることで、日本人にたくさんサイババを信じている人がいることがあらためて分かり、びっくりしました。
お祭りなので人もたくさん来ていました。

そのあとにバジャン(神の讃歌)が始まりました。
インドのサイババのもとではヒンディ語のバジャンが歌われているそうですが、私はまったく聞いたことはありませんでした。

歌われていた多くの曲は、日本語のバジャンでした。
リードの人がマイクを持って1行歌うと、全員が繰り返して同じ1行を歌うというものでした。


「美しい女神よ 母なる神様〜」
「サティヤ サ〜イ〜バ〜バ〜」


などいろいろな歌詞がありました。私は・・・

緊張しながらも、声の限り歌うことができました。
簡単なメロディが多く、はじめてでも結構歌えました。
何より・・・心からうれしく思いました。


今までの私と言えば・・


自転車で走っていて誰も周りに人がいない国道などで、大きな声で歌を歌ったり、何か叫んだりすることってありませんか?

歌はカラオケができてから歌いやすくなったけど、体育系の部活をやめてから大声を出すこともそんなになくなり、自転車タイムが増えていました。

そんな毎日で、サイババのことを知っても誰とも話すこともできず5年生きていた私は、声を大にして神さまのことや、サイババのことを話したかったことに、その時気づきました。


多くの人の中で自分の声が目立つこともなく、声の限り「神さま」サイババと唱えることができる場所があったのかと、うれしくなりました。

後で知りましたが、ヒンディ語のバジャンを知っていて、はじめて日本語バジャンを聞いた方は、違和感を感じる方も多いようです。
なんか変な風に聞こえる・・という感じで、慣れると感じなくなったとか・・・
私もそんな雰囲気が分からなくはなかったのですが、うれしさの方が大きかったようです。